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数え切れない相続人

今でこそ一人っ子も多いですし、きょうだいの平均は、1.7人くらいだとか。
そういった家族なら、相続人も数人です。
(ちなみに、兄弟と書くと、男のきょうだいだけのようだし、兄弟姉妹と書くと何だかしつこいので、男・女を含めた場合に「きょうだい」とひらがなで書いています。)

でも、昔は、きょうだいが5人くらい普通でしたし、10人きょうだいというのも見たことがあります。
その孫、曾孫(ひまご)…まで相続が広がっていくと、相続人が数え切れないほどになることがあります。

ちなみに、原総合法律事務所で扱ったケースで、一番相続人が多かったのは、100人くらいでした。60~70人くらいになったことは、ほかにも2回ありました。
また、弁護士同士が集まって話したとき、もっと相続人が多いケースを扱った弁護士もいて、負けたと思ったことがありました(勝ったからどうということはないのですが。)。そのケースでは、何と相続人が200人くらいいたというのです。

こんなに相続人が多くなると、例えば、先代の登記を移そうと思っても、並大抵のことではありません(その苦労話もまたいつか。)。

数え切れないほど相続人が多くなるのは、亡くなった後、遺産分割で登記を移すことをせずに放っておいた間に、その子どもが亡くなり、更に孫が亡くなり、曾孫が亡くなり、というふうに次々に相続を繰り返すからです。

そこで、今日の教訓です。
相続による登記の移転は、故人が亡くなってから、できるだけ早いうちに行いましょう。
先代のままの登記になっている不動産があるのなら、今からでも、すぐに弁護士に相談に行くことをお勧めします。

★相続・遺産の専用相談窓口「相続・遺産案内ダイヤル」 095-820-0800