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モノコックボデーとフレームの損傷

ちょっとマニアックな物損ネタです。

修理費の請求ができなくて、時価をベースとした請求しかできない場合を「全損」といいますが、全損の一つの場合として、フレームなどの車体の本質的な構造部分の重大な損傷があげられます。

このフレームというのが、実はよく分からなかったのです。

以前の車は、フレームにボデーが載っていたけれど、今の乗用車は、フレームとボデーを区別せず、一体にしたモノコックボデーになっているという説明がされているからです。
今の車に、昔の車のようなフレームはないはずです。
そうすると、モノコックボデーの場合、フレームとは何のことなのか?

物損について、修理ではなくて、買換えの請求をするときに、フレームに損傷が及んでいるからという理由を付けることがあるのですが、もやもやしたまま使っていました。

その疑問の答えを見付けました。
以前紹介した自動車板金の教科書(→こちら)に説明がありました。
モノコックボデーの場合、「メンバーなどの補強材を含めたボデー」をフレームと呼ぶようです(同書100ページ)。
車体のフロア左右を前後に走る補強材が「メンバー」で、それが取り付けられたアンダーボデーをフレームと考えるといいようです。