いつでも、どこでも、だれにでも 上質な法的サービスを。
いつでも、どこでも、だれにでも 
上質な法的サービスを。

TEL: 095-820-2500

[平日] 9:00~17:00

ホーム法律の話(ブログ)交通事故 > 診療録を読む

診療録を読む

被害者側弁護士としては、診療録も自分で読むわけですが、何が難しいかというと、まず、字が読めない。
診察をしながら、短い時間で書くわけですから、当然、丁寧に書いてあるわけがありません(これは、相談をしながら相談カードにメモを取る弁護士も同じですね。自分で書いた相談カードに何と書いたか分からないことがあります。)。
ときどき、読みやすい診療録にあたると、それだけで書いてあることが分かった気持ちになります。もちろん、気持ちだけですが。

その点、大きな病院から普及し始めた電子カルテなら、さすがに読めないことはありません。
ただ、電子カルテは、改変の履歴が全部残るので(もちろん、改ざん防止のためです。)、同じような記載が何度も繰り返し出てきて、かなり分厚くなることが多いのです。

略語も、一般に使われているものなら、略語辞典などで分かりますが、独自のものがあったりして、見当を付けるのが大変です。
スペルも、読めないのに加え、間違っているのがあったりします。

とはいっても、診療録が全部ドイツ語で書かれていたり、英語で書かれていたりということはありません。日本人が書く診療録ですから、基本は日本語です。特に、電子カルテになってから、日本語の割合が増えてきたような印象があるのですが、気のせいでしょうか。
ちなみに、診療録というとドイツ語というイメージもありますが、外国語が使われていても、ほとんど英語です。

診療録の翻訳業者もあるのですが、診療録は、自分で辞書を引きながら読まないと、なかなか内容が頭に入ってきません。お勧めは、医学辞典の巻末の英文索引でその医学用語の意味も確かめながら読む方法です。
そうしているうちに、結構、診療録も読めるようになってくるものです。
診療録が読めるようになると、被害者側弁護士として、治療の必要性や後遺障害の等級などで、より有効な主張ができるのです。