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むち打ち損傷における工学鑑定(工学的意見書)とはどのようなものか

前回に続き、むち打ち損傷における工学鑑定(工学的意見書)がなぜ信用されなかったかについて、自分なりの復習です。

以前、よく目にした工学鑑定(工学的意見書)は、車体変形量から有効衝突速度を推定し、有効衝突速度から加速度を導き出して、それがむち打ち損傷の閾値(無傷限界値)に満たないというものでした。

何だか難しそうな用語が出てきます。
車体変形量は、何となく分かることにしましょう。
有効衝突速度というのが、何だか分かりませんが、定義としては、「衝突により相手物と速度が同じになるまでの速度変化」とされるようです。大ざっぱに言えば、衝突により何km/h速度が変わったかです。
その速度の変化が、どれくらいの時間(0.1~0.2秒くらいとされています。)に起こったかということから加速度を求めます。
そして、むち打ち損傷の起きる限界の加速度(これを閾値といいます。)があるという前提で、その加速度に達していないというのが結論です。

この有効衝突速度とか、加速度を導くために、これも何だか難しそうな数式を使います。

そうして、一見、科学的な装いで、この事故ではむち打ち損傷は発症しないという結論を導くのですが、これが信用できないのです。
その理由は、次回に。