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ホーム法律の話(ブログ)交通事故よく問題となる傷病名から(医学的基礎) > 靱帯損傷があった場合の関節鏡の画像

靱帯損傷があった場合の関節鏡の画像

徒手検査の結果、靱帯損傷が疑われるのに、MRI所見がはっきり出ない場合があると言いました。

その場合、整形外科医は、関節鏡を勧めることがあります。
前回、内視鏡(胃カメラみたいなもの)を関節付近から外科的に(穴を開けて)挿入し、モニターで関節周囲の靱帯を見るのだと言いました。

では、関節鏡で見たとき、靱帯損傷があると、どのように見えるのかというと、靱帯がブチッと切れているのが見えるわけではありません(そういうのを完全断裂と言いますが、そこまでひどい例は多くはありません。)。

膝の靱帯といっても4つあるのですが、そのうち、最も多い前十字靱帯損傷だと、ピンとはっているはずの靱帯が、蛇行して見えます(緊張を失っていると表現されます。)。例えば、こちらのウェブサイトをご覧ください(→日本鋼管病院九州大学病院)。
靱帯の繊維が、ゴムのように引き延ばされ、元に戻らない(縮まない)ため、蛇行するのです。

靱帯損傷というと、靱帯が切れてしまっているような誤解もあるのですが、そうではないという話しでした。