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事故の態様から、肩に力が加わり、肩を痛めた可能性があることが分かっていて、前回説明した肩痛や脱力などの症状が出れば、整形外科医は、腱板断裂を疑い、MRIを行うと思います(大きな病院でないと、MRIは置いていないので、MRIを置いている病院を紹介されることになります。)。
MRIで、腱板断裂は分かるとされているからです。

しかし、MRIを行っても、画像の質が悪いと、腱板断裂と判断できない場合があります。

にもかかわらず、損保会社は、MRIで腱板断裂の所見が否定されると、腱板断裂と事故との因果関係を争い、腱板断裂の治療費の支払を拒否するでしょう。また、自賠責損害調査事務所も、MRIの所見がないと、腱板断裂を理由とした後遺障害の認定はしません。
そうすると、あとは、肩部打撲などとして、その痛みについて、せいぜい14級の局部の神経症状が認められるにとどまることとなります。

ここは、何とか、MRIの所見を得ておきたいところなのですが、こればかりは、読影医に委ねるほかありません。